世界不思議発見〜ダヴィンチコード〜

13 日土曜日に放送された番組です。
私はこの番組のファンでほとんど毎週観ています。
視聴率のためかダヴィンチコードのタイトルが入っていますが
実際はダヴィンチコードの内容を辿るのでなく、ダヴィンチの生涯を辿る内容でした。
前半に登場した解剖の部屋は何も無い部屋でしたがオリーブオイルに死体をつけて
地下室で解剖を行っていたなど非常に興味深い内容でした。
電気の無い時代に蝋燭の灯りをたよりに地下室で執り行われていたようです。
薄明かりの中であれだけの解剖図譜を書き上げたダヴィンチの能力は今さらながら
超人的と感じられました。
筋肉、神経、血管、腱、骨、内臓の断面図など本当に正確にスケッチできています。
不勉強な私は解剖が異端であり、ダヴィンチが解剖を許可(黙認?)されていたのは
特例に近いと浅い文献検索から考えていました。
この番組ではダヴィンチ以外の解剖学者も解剖をしていたように述べていました。
今読んでいる本にダヴィンチは男性性器も女性性器も差別なく取り扱った
数少ない人物と書いてありました。ダヴィンチの時代では
男女を解剖のレベルでも差別することがほとんどだったのでしょうか?
現在の常識ではなかなか理解しにくいですね。
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# by bonejive | 2006-05-15 11:28 | blog

V フォーヴェンデッタ

正直あまり期待していなかったけど見ても損しないかな〜という映画でした。
第3次世界大戦後のイギリスを舞台に、孤高のテロリスト“V”が国家に立ち向かう近未来スリラー。(Yahooムービーより転載)
この映画の背景はガイ=フォークス・デイ、1605年11月5日の「火薬陰謀事件」。
ガイ=フォークス一味が国王ジェイムズ1世の暗殺目的で
国会議事堂の地下室に火薬をしかけるが事前に情報がもれ、逮捕、処刑された。
事件は国王を首長とする国教会に対立するカトリック教徒たちの陰謀だったようです。
この事件の背景は自分の離婚を認めないバチカンに対抗してイギリス国王が法改正をして
国王を国教会の最高権力者にした事件が発端のようです。
国王は離婚をめぐってバチカンに破門にされたために当時のドイツの宗教改革とは別の次元で
カトリックからプロテスタントになったようです。
国王はカトリックを徹底的に弾圧したようです。
これに対抗してテロを企てた一味がガイ=フォークスたちです。
実際に逮捕され矢面に立たされたのはガイ=フォークスその人でも裏で暗躍していたのは別人物だったようです。つまり彼ははめられたようです。
この事件からガイという言葉が生まれたそうです。
本国イギリスでガイというとお人よしというかだまされやすいやつという意味もあるようですね。

映画の冒頭でこの事件が描かれ、Ⅴがガイ=フォークスの顔を模した仮面で登場します。
大筋はVの復讐劇で最後に復讐は達成され、不満は残りませんが細かい設定に無理あり。
アメリカとイギリスが戦争して(これだけでもありえない!)、
アメリカがイギリスに敗北(これもないでしょう!)
独裁国家と化したイギリスは一部の人間がやりたい放題。
そんな中、Vは自らの運命をもたらした人物に復讐するために戦いを始める。
Vを非常な運命に追いやったのはほかでもない現政府の中枢にいる幹部達。
Vの復讐=政府転覆。
Vが戦線布告しようとする直前、ナタリーポートマン扮するイビィと遭遇。
イビィは意思に反してVとともに政府に追われる立場になってしまう。
Vだけでなくイビィにも政府に対する過去はありますがあまり書くとネタばれがひどくなってしまいますので彼女の詳細はここまでにします。
「1812年」をバックにVの花火が夜空を彩りロンドンの象徴が爆発し、戦線布告。
Vの孤独な戦いは偶然からイビィという傍観者を得ます。
音楽や歴史上の事件がモチーフなどフィクションに深みを加えていると思いました。
政府側の地域の自警団のシンボルが横線二本の十字架でした。
これはダヴィンチコードの種本の1つであるマーガレットスターバードの著書で
テンプル騎士団、フリーメーソンにつながるシンボルとされており、
何か意味があるのかとかんぐってしまいました。
ガイ=フォークスがカトリックの側なら政府は確かにその敵ですから、
ガイ=フォークス(カトリックの象徴)、政府(反カトリック)とすれば
これもありなんでしょうか。
最後にロンドンの象徴ビッグベンが爆発するのはなんの象徴でしょうか、、、?
さて、製作のウオシャウスキー兄弟ですがマトリックスで大成功したのは有名ですね。
最近片割れが性転換し、女性になったようです。
話題に事欠かない兄弟ですね。
この映画よりそっちの方が話題性が高かったりして、、、

さてガイフォークスについては以下のHPが詳しくわかりやすいです。
興味の有る方は是非チェックしてください。
http://www.asahi-net.or.jp/~cn2k-oosg/guy01.html
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# by bonejive | 2006-05-14 09:59

ヨハネの黙示録〜National Geographic Channel

新約聖書の最後に登場するヨハネの黙示録
これがNational Geographic Channelで3日間連続、計7時間放送された番組、
The Secret Bible 3 days の2日目の最後の一時間の番組でした。
最初のテンプル騎士団は非常に見ごたえのある一時間でダヴィンチコードと関連する
知識がちりばめられていて面白かった。
次のキリストのライバル達もなかなか面白い内容でキリスト教のライバルが
どんな人達でどうしてキリスト教が生き残ったかがわかる面白いものでした。
この内容はダヴィンチコードでは触れられなかったキリスト教の歴史ですが
こちらを題材にしたらダヴィンチコードがどれほど興味をかきたてるものになったか疑問です。
さてヨハネの黙示録です。
これは12使徒の一人であるヨハネが流刑で流された島で書いたとされています。
世紀末の戦い(Apocarypse、Armageddon)、多くの歴史上の事件を予言している、
そうではなく苦難の時代に対して未来の希望を持ち信仰を続けることが救済につながるという信者の忍耐を説くものという大きく2つの見解が提示されます。

再現ドラマでは独裁者ともとれる時代のヒーローが登場し、政府を掌握、
武装をして世紀末の戦いを繰り広げます。
このヒーローは666の数字が顔にある。
オーメンのダミアンのようでした。
(オーメンはリメークされ来月6月6日公開のようです)
戦いが始まる直前にカトリックの信者は全て地上から消えます。
そして残された者たちが世紀末の戦いに巻き込まれます。
これは信者が戦いから救済されることの暗示のようですが詳しい解説がなく、
私にはちょっと理解できませんでした。
一方、成すすべも無く戦いによって地上が戦渦に巻き込まれようとした時、
天が裂け、キリストが降臨し悪を挫きます。

これがヨハネによって予言された私達の未来でしょうか?
多くの専門家はきっぱりとそれを否定し、苦難の時代を信者が忍耐強く信仰を続けるために描かれた物語だと断言します。
一方、これを本当の未来と信じ、世紀末の戦いに向けて準備をしている人もいるようで
こちらの人もコメントしており、自らの信念を語っていました。

新約聖書と言えばヨハネの福音書もありますね。
番組ではこの福音書と黙示録では明らかに文章のレベルが異なり、
同じ人物が書いたと考えにくという専門家の意見が提示されます。
どちらも誰が書いたかについては物証がありませんから著者を特定するのは無理でしょう。
番組中では流刑地で蝋燭の火を灯りにして黙示録を書くヨハネが描かれます。
しかし、どうでしょう、流刑地で黙示録を執筆するのに十分なインク、ペン、紙?
蝋燭があったのでしょうか?
このヨハネのシーンは番組の15分目程で出てきており、その後ずっとその疑問が
私の頭の中をぐるぐると廻っていました。
黙示録は映画でもよく取り上げられていて私より詳しい方が多いかと思います。
(私は読んだことがないのでこの番組で知った知識しかありません)
現在の世界情勢を見ると黙示録が未来の予言とも取れなくはありませんが、
これを参考にして神としてキリストが降臨するのを願うのでなく、
自分達の力でArmageddon など起こらないようにしたいというのが私の平凡な感想です。
似たような歴史は何度も繰り替えされていますし、、、
実際、スペイン風邪がそうだったという考えもあるようで、
何でも大量の死者が出る事件が起きればarmageddonだということも
できるような感じがしました。
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# by bonejive | 2006-05-10 12:06 | ダヴィンチコード

謎解きのはて「ダヴィンチコード」を追う~朝日新聞

謎解きのはて「ダヴィンチコード」を追う~朝日新聞5月7日朝刊
間近に迫った映画公開を前に書店で盛り上がるダヴィンチコードと関連本販売。
ダヴィンチコードは全世界で6000万部を超えたようですね。
本当にすごいですね。
いくつかのタイトルを簡単に紹介し以下のように結論。
「インチキというか笑えるミスも確かにあるが目くじらをたてず
エンターテインメントとして楽しむのが正しい」
私も同感です。
日本では欧米諸国のようなキリスト教のバックグランドがないので神への冒涜などとの議論が
大きく盛り上がることはなく、あくまでエンターテインメントとして多くの人が楽しんでいると感じ。
「すべては事実に基づく」というより事実に基づいた壮大なフィクションでありエンターテインメント。

キリスト教にまつわる多くの謎のエッセンスをうまく繋ぎ合わせて
一気に読ませるストーリーテリングは正にダンブラウンの手腕で、脱帽です。
多くの解説本の著者の共通点は睡眠時間を削って一気に読んでしまったということ。
これでもかといった具合で詰め込まれながらもわかりやすい薀蓄の数々。
あとから関連する文献を紐解く時間もまた楽しい。
National Geographic Channelの「ダヴィンチコード~真実虚構の境界線」、
「The Secret Bible」の知識をつないでいくとテンプル騎士団とロスリン礼拝堂がつながり
血脈という観点ではシンクレア家というロスリンを作った家系の末裔が今でも続いており、
シンクレア家はテンプル騎士団の初代リーダーのパイヤンの末裔でもあるという事実が
浮かび上がり、真実は小説より、、、という言葉が思い出されました。
テンプル騎士団とメロビング家との血脈の話もあり、文献を紐解くにはいくら時間を費やしても
これでよいということにはなりそうにないと思いました。

映画公開が待ち遠しい。
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# by bonejive | 2006-05-07 10:22 | ダヴィンチコード

イエスのライバル達~National Geographic Channel

National Geographic ChannelのSecret Bible 3daysで
二日目にテンプル騎士団に続いて放映された番組。
ダヴィンチコードではキリスト教の宗派間の争いが題材のひとつですが
こちらはキリスト教が他の宗教との戦いに如何にして勝ったかを1時間で描いていました。
最初にライバルとして登場するのはアポロニウス。
ほとんどキリストと同じことを説きながらも、その教えの対象が一部のインテリ層に偏っていた。
この偏りが老若男女を対象に教えを説いたキリストとの最大で決定的な相違点だった。
教えがいくらすばらしくても信者の数が圧倒的に差があったため衰退したよう。
次にライバルとなるのがSimon。
彼の傍らには娼婦から悔い改めたという女性が常にいたよう。
(まるでキリストとマリアのようですね~。)
彼はキリストの死後も教えを説き続けその信者も多かったようです。
実際、キリスト教がローマの国教となるまでその信者はそれなりの数がいたようです。
しかし、キリストの死後、キリストの教えを説き続けるペテロとの戦いに敗れたことをきっかけに
急速に求心力が衰えていったようです。
この戦いは使徒行伝にもあるようですが、この戦いが?な内容だったようです。
Simonは飛んで見せると宣言し、実際に宙に浮いたようです。
これに対してあろうことかペテロは落ちろと神に祈ります。
この願いが天に通じ、Simonは地に落ちます。
するとこの戦いの様子を見ていた人々はSimonに石を投げつけ、
Simonは転落時に足の3箇所骨折をしたようです。
「隣人を愛し、許せ」というキリストの教えを説くペテロがこのような行為に及んでいたなんて
正直驚きました。
キリストが処刑され、彼の教えを広めるために使徒達はそうとう苦境にあったとは思いますが
自らの信条を守り抜くためにはこのような情け容赦ない戦いも必要だったということでしょうか、、、
また、Simonは町で教えを説き、奇跡を実践するペテロにその力を売ってくれといったようです。
このことがきっかけでSimoniacal~聖職売買の という言葉が生まれたようです。
その後、ミトラ教などいくつかの宗教がキリスト教のライバルとなりつつも最終的にキリスト教が
勝利を収め、政治的な力関係をも利用してローマの国教となったようです。
Simonの教えなどについては記録がほとんどなく、検証が難しいようです。
これは勝者であるキリスト教が歴史を記述したためだと結論していました。
キリスト教がローマで権力の側に座るにはライバルを追い落とす戦いに勝利することが必須だったようです。
キリスト教がローマで勝利したのは歴史の通りですがキリスト教の宗派の戦いにも当然闘争があったと思いますがこの点については番組内で触れられることはありませんでした。
ダヴィンチコードでどこまで記述があったか記憶がないのですが
キリスト教で行われているパンと赤ワインの儀式はローマでは別の宗教でも既に行われており、
キリスト教とどちらが先にこの儀式を始めたかについては検証できていないとのこと。

最後にライバルとして登場したのは洗礼者ヨハネ。
キリストに洗礼をし、教えを説いた人物。
聖書にもこの記述はあるようですね。
神であるキリストが人間であるヨハネから洗礼を受けるというのはめちゃくちゃ矛盾していると
番組でも指摘しています。しかし、ヨハネは処刑されてしまったためにキリストにチャンスが
来たということになるのでしょうか、、、なんかすっきりしませんね、、、

ダヴィンチコードではこの点は触れられませんがマリアを主役にすることが
この作品の成功の秘密のひとつかもしれないですね。
キリストが神か人かというよりマリアと結婚し、子供がいて今もその血脈は続いている
この方がロマンがあるし、ダヴィンチの作品にもそう推論させるものが多いのも事実のようですね。

そうそう、つけたしです。
キリストの死後キリスト教の信者は一気に増加の方向へ向かったようです。
一度死してその後復活することが信者獲得には大きな事件だったのでしょうか?
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# by bonejive | 2006-05-06 20:33 | ダヴィンチコード

テンプル騎士団〜National Geographic Channel

ダヴィンチコードの真実を知るにはテンプル騎士団は避けて通ることができない。
聖杯を発見しシオンに委ねたという物語の鍵を握っている。
Secret Bible 3 daysでは2日目の冒頭の番組がテンプル騎士団だった。
エルサレム奪還というキリスト教徒の悲願を背負って十字軍4000人が聖地へ旅立った。
エルサレムにまでたどりつけたのは1000人だったという。
十字軍はなんとか悲願を達成しエルサレムを異教徒から奪還する。
しかし、キリストの教えの反して勝者である十字軍は異教徒に及ばず、
キリスト教徒までも殺戮し、ソロモン神殿は血で染まったという。
この十字軍の中の9人がテンプル騎士団として最初の活動を始める。
リーダーはユーグドパイヤン。
彼らはソロモン神殿の跡地に宿営地を得る。
これこそが聖杯発見の第一歩とされるが、
単に空き地だったのでその地を得たとも言われているようだ。
テンプル騎士団は聖地への巡礼者の保護が表向きの仕事だった。
実際に何をしていたかについては物証がない。
彼らは騎士であると同時に聖職者であるという矛盾を抱えていた。
相反する立場が同居していたようだが大きな問題にはなっていなかったようだ。
彼らは騎士としての活動とともにトンネルを掘っていたらしい。
そして聖杯を発見したという。
聖杯はヨハネの頭、キリストを貫いたローマ兵の槍、ソロモンの財宝の地図等々、
諸説あるが決定的な物証はない。
歴史を紀元前に遡るとローマにエルサレムが征服されようとしていた時、
ユダヤの民がソロモン神殿に財宝を隠したとも言われているようだ。
彼らはいったい何を発見したのだろうか、興味は尽きない。
テンプル騎士団は急速に勢力を拡大しヨーロッパ全土に影響力を持つようになる。
銀行業務、トラベラーズチェック、手形などの仕組みは異教徒から彼らが持ち込み、
西欧社会に広めたようだ。
騎士団の財力はすさまじく、シャルトル大聖堂は騎士団の出資で建造されたという。
この大聖堂の建築技術も騎士団がもたらしたものと言われているようだ。
十字軍のエルサレム支配は永遠でなく、徐々に異教徒との戦いに破れていく。
ついにエルサレムを失ってしまうと十字軍の軍事費やイギリスとの戦争でテンプル騎士団に莫大な借金をしていたフランス国王は罪を捏造し、テンプル騎士団を逮捕。
これが13日の金曜日であったため現代の13日の金曜日は、、、という言い伝えができる。
(ダヴィンチコードファンならみんなご承知ですね)

これと前後してプロバンス地方のカタリ派殲滅のアルビジョア十字軍の件があったはずだが、
これとテンプル騎士団の関係については触れられなかった。
個人的には全く無関係ではないと思うのだけど、、、

テンプル騎士団は逮捕から7年後、処刑されついに壊滅し、表舞台から消え去る。
逮捕時に彼等の財宝は消えていたということだ。
フランス以外では先に逮捕等の情報があり、財宝を別の場所にうつしたと推測されている。
騎士団が自白したという罪のなかにBaphomet信仰があった。
これはダヴィンチコードでも出てくるものでアトバシュという方法で暗号を解くと
Sophiaになるが、この番組ではもれをもっと掘り下げてSophia=マリア(マグダラ)とも考えられるとの説を紹介していた。
シャルトル大聖堂はノートルダムとも言われているようだ(私の記憶があっていれば番組中でそういっていた気がします。間違っていたら教えて下さい)。

これらのことから推測されるのは騎士団とマリア信仰となると思う。

騎士団は何を発見し、彼らの財宝はどこへ消えたのだろうか?

死海文書がここで登場する。
死海文書には財宝の隠し場所と思われる聖地を記した銅製の巻物があったという。
イギリスの研究家がそこを調べてみると既に誰かが発掘した後で財宝はなかった。
テンプル騎士団の十字の服などがあり、騎士団が発掘した痕跡があったという。
ソロモン神殿で騎士団が財宝の地図を発見し、そこから財宝を得ていたなら辻褄が合う。

テンプル騎士団が殲滅させられた150年後、イギリスにロスリン礼拝堂が建造される。
この礼拝堂のつくりはソロモン神殿に似ているようだ。
地下三階建てとの説もあるが建物倒壊の恐れがあり、検証不可能とのこと。
この地下室に何かが隠されているのだろうか?
ダヴィンチコードではここに一度は聖杯の秘密が隠され、
今は既に別の場所にあるとされていた。
立てたのはシンクレア家。
テンプル騎士団初代団長のユーグドパイヤンの血脈を引く一族。
この礼拝堂には1頭の馬に二人の騎士が乗っているテンプル騎士団の象徴が鏤められ、
さらに現代につづくフリーメーソンの儀式を思わせるものもあるという。
テンプル騎士団はフリーメーソンとして続いているとも考えられるようだ。
テンプル教会のマスターは番組中で財宝は存在しないとコメントしていたが、、、

ロスリン礼拝堂を立てたシンクレア家はフランスの秘密文書にもイエスの末裔として家系図にあり、現在のシンクレア家の一人も自分はイエスの末裔だと断言していた。

残念ながらシオン修道会のことはシオンのシの時もなく、テンプル騎士団との関係もふれられずに番組は終わってしまった。

1時間ではかなり豊富な内容で見ごたえのあるものだった。
1時間見てどっとつかれた感じがした。

先日の「真実と虚構の境界線」と合わせるとダンブラウンの「全ては事実に基づいている」という主張がどこからきているかなんとなく納得できる感じ。
物証には非常に乏しい話だとは思うけど、、、
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# by bonejive | 2006-05-03 11:15 | ダヴィンチコード

ダヴィンチコード~真実と虚構の境界線~National Geographic Channel

4月末に3夜連続でダヴィンチコードの映画公開とユダの福音書出版にからめた企画
『The Secret Bible 3 days』
という番組がNational Geographic Channelで放映された。
ユダの福音書に関する番組が2時間。
テンプル騎士団、キリストのライバル、ヨハネの黙示録に関する番組がそれぞれ1時間
そしてダヴィンチコードに関する番組が2時間、計7時間に及ぶ構成。
すべて録画したがまだ半分も見終わっていない。
まず、「ダヴィンチコード〜真実と虚構の境界線」からまとめていこいう。
この番組は半年ほど前にFOX Channelで既に放映されたものと同じだった。
これまでの半年間に私の知識が増えたせいもあり、今回の方が面白く感じた。
番組の構成はシンプルで女性キャスターがダヴィンチコードの大きな疑問について
ダンブラウン自身や専門家にインタビューしたり、現地に行って調査していくという形。
専門家にはダヴィンチ研究の第一人者、テンプル教会のマスター、神父、ウンベルトエーコ、
そしてダヴィンチコードの種本の著者スターバード、リンカーンが登場する。
他にも専門家が登場するがチェックしきれなかった。

「キリストの結婚とその子孫」
神父は結婚は否定できないが聖書の記述からすると独身と結論。
しかし、もし結婚していたなら相手はマリアだろうと断言。
スターバードもダンブラウンも多くの文献、資料からマリアと結婚し
子供をもうけたとしか考えられないと断言。
この二人の共通点はリンカーンの著書に反論しようと調査を始め、
最終的にキリストの結婚とその血脈の存在を信じるに至っているところ。
スターバードは著書でそう述べているし、ダンブラウンはインタビューでそう言っている。
意外なのがリンカーンで自分の著書は伝聞、伝説が根拠であり、物証はない。
だから一つの仮説に過ぎないと断言していることだ。
彼の著作がなければおそらくダヴィンチコードも生まれていなかったはずなのに。
もう一つ彼が強調したのはスターバード、ダンブラウンらの著書は
自分の著書の2番煎じにすぎないと切り捨てていること。
この発言が盗作裁判への序章だったのかもしれない。
ダンブラウンはキリストの結婚とその血脈は多くの人が主張している事実だともいっており、
スターバードやリンカーンだけがブラウンの主張のよりどころでないかのような発言。
結婚については明言している福音書もなく、
両者とも聖書の記述から状況証拠的に結婚につき議論しており、
永遠に決着はつかないと感じた。

「テンプル騎士団が発見したもの」
については「薔薇の名前」の著者エーコが彼の部屋で答えている。
彼の自室には多くの文献が並んでおり、私設図書館といった感じ。
Langdonの部屋もあんな部屋かと思う。うらやましい〜。
彼は騎士団の発見したものは金だと切り捨てていた。
テンプル騎士団についての番組でこの点を詳しく掘り下げていたので
これ以上のことはこの番組内では明らかにされなかった。

「ダヴィンチは異端だったか?」
ダヴィンチ研究の第一人者がミラノで答えた。
異端や秘密結社とのつながりを疑わせる資料はないと断言。
また、最後の晩餐のヨハネはマリアでないとも断言。
多くの関連本にあるようにヨハネは若く描かれるのが典型的であり、
イエスの隣がマリアならヨハネが足らない。
12使徒のヨハネが描かれず、マリアがそのかわりに描かれる事はあり得ないと。

「秘密文書(ドシエスクレ)」〜捏造疑惑が晴れない文書
ダンブラウンは図書館で実際にこの文書を見たといっていた。
この番組の取材班もこれを調べてイエスの末裔を発見する。
シンクレア家の人だ。
2人のシンクレアに取材し、1人から自分はイエスの末裔だとの証言を得た。
シンクレア家はテンプル騎士団が壊滅された150年後にロスリン礼拝堂を築いた一族。
シンクレア家、テンプル騎士団、ロスリン礼拝堂については
テンプル騎士団の番組で詳しく掘り下げていた。
テンプル騎士団からたどると見事にロスリン礼拝堂にたどり着き、
また、秘密文書からもシンクレア家ーロスリン礼拝堂にたどり着く。
そしてその末裔の存在もあった。
これは確かにダンブラウンが自信を持つだけのバックグランド足りうる。

これで番組のすべてではないけど全部を観るともっと多くのことがわかりそう。
映画公開前になんとか全部チェックしよう。
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# by bonejive | 2006-05-02 21:51 | ダヴィンチコード

National Geographic~ユダの福音書を追う~

ついに発売された。「ユダの福音書を追う」National Geographic 5月号。
あわせてケーブルテレビNational Geographic ChannelでSecret Bible 3days
という特集番組が企画され、今夜第一夜、「ユダの福音書」が放映された。

ダヴィンチコードの映画公開にあわせた相乗効果狙いとも思われるタイミングだが偶然と考えよう。

National Geographic 5月号
表紙はエジプトで発見された「ユダの福音書」の写真。
パピルスにコプト語で文章が綴らている。
ページをめくっていくとぼろぼろに砕けパズルと化した文書の塊の写真が続く。
この話題に興味のある人ならそれこそが「ユダの福音書」だとすぐに理解するだろう。

パピルスは薄い木の板のようで、そこにタンニン酸鉄インキで綴られた文字は
1700年前のものとは考えられないほど美しい。
更にページを進めると紀元1年からはじまる福音書の紛失と発見の歴史が観やすい年表あり。
1970年代に発見された当時、これをみた学者はすぐにこれがユダの福音書と気づき、
ナグハマディ文書との共通点が多いことがわかったようだ。
売買にてこずる間に盗難にあったり、銀行の貸し金庫に17年近く置き去りにされ
保存状態は劣悪だったようだ。
グノーシス派とされ古くから厳しい立場におかれた一派の福音書のようだ。
炭素法による年代測定でも1700年前のものとのお墨付きを受けている。
十分古いがそれでも異端などと決め付ける人々も多いようだ。

ユダこそが12使徒の中でもっともキリストの教えを深く理解したために
汚名をきることになり、自ら命を絶ったユダ。
ローマにキリストを売り、磔刑にかけさせた男。
しかし、キリストは磔刑にかけられたことにより肉体と魂に分離に成功したということらしい。
キリストが磔刑により肉体を捨て神になったと考えることもあるようだ。
これがユダの福音書の衝撃。

ユダヤ教の一派であったはずのキリスト教は他の部族、民族に浸透し現ヨーロッパの形成に
大きな影響をもたらしたが、当初は正統派とされた一部のキリスト教の宗派にすぎなかった。
しかし、ユダヤ人だけでなく他の民族、部族にも平等に神の恵みがあることを説くキリスト教は
ユダヤ人にとって都合がよいものではなかったらしい。

さてTVの方はこの内容を再現ドラマ仕立てでイエスとユダの二人を描き、
専門家のコメントを多用して背景や、ユダの福音書の位置づけ、解釈を述べていた。
キリストとユダの再現ドラマをのぞけばNational Geographicの内容と大きな差はなかった。
テレビも本も発見から解読にいたるまでの紆余曲折を描くのに半分以上を費やしており、
肝心の「ユダの福音書」の中身はここで記述した程度の描写しかなかった。
これから出版されるであろう全訳を待つしかないらしい。

キリストが磔刑によって肉体を犠牲にすることで魂が分離できた。
これをユダの裏切りという形で実現させ、ユダ自身も将来汚名をきることになることを覚悟していた。
キリスト教を信じることは無罪であり、信仰が魂を救済するという考えはカトリックの黎明期には邪魔な考えかただったようだ。このことをドラマの中で重要な話として挿入していた。
弾圧を受けていたローマで国教となるまでにはかなりの紆余曲折があったのだろう。

2000年の時を経てユダの汚名は晴れたと言ってよいのだろうか。
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# by bonejive | 2006-04-29 00:29

マグダラのマリアと聖杯〜ダヴィンチコードの種本〜

冒頭で著者が『レンヌルシャトーの謎』にショックを受け、
自ら研究し反論しようとして自分も結局キリスト結婚説を抱くにいたったと述べている。
内容は多くの象徴を丹念に研究し、マグダラのマリアはキリストの妻であり
キリストの血統は受け継がれているというもの。
象徴ではブドウの木、ライオン、一角獣、百合の花などが取り上げられている。
これらが紙の透かしとして使われていたり、多くの絵画やタペストリーの題材として
取り上げられていることが重要だとしている。
これらが暗号ならその証拠等示すこと自体が困難なので難くせはいくらでもつくだろう。
また、X がその象徴として重要であり、多くの絵画にも描きこまれているとも指摘。
実際にそのとおりの作品が紹介されている。
クリスマスをX'masと書くことが非常に不思議だったが
これで説明できればなんとなく頷くことは可能だ。
また、ダヴィンチコードのディズニーのくだりもここから取られているようだし、
おそらくダンブラウンはこの本と『レンヌルシャトーの謎』の内容からヒントを得て
ダヴィンチコードを書き上げたと言うことは想像にかたくない。
関連本を読んだ後にこれを読むと内容は非常にわかりやすく、
日本人が書いた関連本はこれと『レンヌルシャトーの謎』と
ネットで関連したHPのチェックで簡単にかけてしまうことが良く分かる。
英語を読むのに苦労がなければHPのチェックでおおかたの知識は手に入りそう。
アリエル=エルサレムということには驚いた。
また、アリエルがラトゥールのマリアの絵を大事にしていたなんて
いかにもディズニーがシオンと関係しているかともとれる記述は面白いが
本当に関連があるかどうかを証明するものはない。

ダヴィンチコードにはまったヒトはフランス旅行などしているヒトも多いと思う。
この本ではマグダラのマリアへの信仰を聖母マリアへの信仰としてローマへの
カモフラージュとしているとのことがくり返し出てくる。
その都度『our lady』とわざわざ邦訳で英語表記しているが
これは素直に『ノートルダム』と書いた方がピンと来ると思う。
フランスに旅行するとやたらノートルダム寺院が多いことに気がつくはず。
一般的には聖母マリアを祭ったものとツアーガイドが解説している。
フランス語でノートル=our、ダム=lady だからだ。

以前に関連本についてコメント書いたけど
これと『レンヌルシャトーの謎』を読めば種明かしは済む感じ。
しかし、『レンヌルシャトーの謎』は高いのでかいつまんで知りたい方は
以下のHPが非常に役立つと思う。

http://www.voynich.com/rennes/index.html

ダヴィンチコード関連の詳しいブログ

http://library666.seesaa.net/

今回挙げた種本はとんでも本だという批判も多いが
ことの真偽については証明すること自体が困難だと思う。
一方、ダヴィンチコードのヒットにより企画出版された書籍は
自らの研究成果を述べたものというより、
専門家や文献にあたって真偽を確かめようとしているものなのでネタを知り、
その事実について最新の知識が欲しいなら関連本も役に立つだろう。
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# by bonejive | 2006-04-26 10:48 | ダヴィンチコード

ヴァチカン秘密記録保管所

http://www.vatican.va/library_archives/vat_secret_archives/

これがヴァチカン秘密記録保管所への入り口だ。
ここに行けばある程度の情報が得られる。
フリーライターのマイケルエレーラが「天使と悪魔の真実」で述べているが
ナポレオンに多くの記録が持ち去られたり、彼の部下たちに燃やされたりなどして
多くの資料が失われたりもしているようだ。
当然それ以外の火災等での被害もあったようだ。
すべての情報が公開されているわけではないようだがヴァチカンの立場としては
情報公開をすることにより如何にヴァチカンが多くの人を救うために力を尽くしていたかが
明らかになると信じているようだ。
宗教とは基本的に人の魂を救済するためのものであるから当然のことであるので
第3者的な学者の研究によりみづからの立場を補強するというのはなんともいえない気もする。

「天使と悪魔」のトラップは日本で言えば狛犬や風神雷神などの彫刻類が何を意味するかという観点で陰謀を構築したものだ。
京都や高野山などをダンブラウンが取材したら面白いものが書けるのかな?
奈良の大仏や鎌倉の大仏に大きな陰謀がなんて、、、、

「芭蕉コード」なんつって芭蕉の旅は忍びの旅で行く先々で陰謀があったなーんてね。
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# by bonejive | 2006-04-23 22:33 | ダヴィンチコード