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National Geographic~ユダの福音書を追う~

ついに発売された。「ユダの福音書を追う」National Geographic 5月号。
あわせてケーブルテレビNational Geographic ChannelでSecret Bible 3days
という特集番組が企画され、今夜第一夜、「ユダの福音書」が放映された。

ダヴィンチコードの映画公開にあわせた相乗効果狙いとも思われるタイミングだが偶然と考えよう。

National Geographic 5月号
表紙はエジプトで発見された「ユダの福音書」の写真。
パピルスにコプト語で文章が綴らている。
ページをめくっていくとぼろぼろに砕けパズルと化した文書の塊の写真が続く。
この話題に興味のある人ならそれこそが「ユダの福音書」だとすぐに理解するだろう。

パピルスは薄い木の板のようで、そこにタンニン酸鉄インキで綴られた文字は
1700年前のものとは考えられないほど美しい。
更にページを進めると紀元1年からはじまる福音書の紛失と発見の歴史が観やすい年表あり。
1970年代に発見された当時、これをみた学者はすぐにこれがユダの福音書と気づき、
ナグハマディ文書との共通点が多いことがわかったようだ。
売買にてこずる間に盗難にあったり、銀行の貸し金庫に17年近く置き去りにされ
保存状態は劣悪だったようだ。
グノーシス派とされ古くから厳しい立場におかれた一派の福音書のようだ。
炭素法による年代測定でも1700年前のものとのお墨付きを受けている。
十分古いがそれでも異端などと決め付ける人々も多いようだ。

ユダこそが12使徒の中でもっともキリストの教えを深く理解したために
汚名をきることになり、自ら命を絶ったユダ。
ローマにキリストを売り、磔刑にかけさせた男。
しかし、キリストは磔刑にかけられたことにより肉体と魂に分離に成功したということらしい。
キリストが磔刑により肉体を捨て神になったと考えることもあるようだ。
これがユダの福音書の衝撃。

ユダヤ教の一派であったはずのキリスト教は他の部族、民族に浸透し現ヨーロッパの形成に
大きな影響をもたらしたが、当初は正統派とされた一部のキリスト教の宗派にすぎなかった。
しかし、ユダヤ人だけでなく他の民族、部族にも平等に神の恵みがあることを説くキリスト教は
ユダヤ人にとって都合がよいものではなかったらしい。

さてTVの方はこの内容を再現ドラマ仕立てでイエスとユダの二人を描き、
専門家のコメントを多用して背景や、ユダの福音書の位置づけ、解釈を述べていた。
キリストとユダの再現ドラマをのぞけばNational Geographicの内容と大きな差はなかった。
テレビも本も発見から解読にいたるまでの紆余曲折を描くのに半分以上を費やしており、
肝心の「ユダの福音書」の中身はここで記述した程度の描写しかなかった。
これから出版されるであろう全訳を待つしかないらしい。

キリストが磔刑によって肉体を犠牲にすることで魂が分離できた。
これをユダの裏切りという形で実現させ、ユダ自身も将来汚名をきることになることを覚悟していた。
キリスト教を信じることは無罪であり、信仰が魂を救済するという考えはカトリックの黎明期には邪魔な考えかただったようだ。このことをドラマの中で重要な話として挿入していた。
弾圧を受けていたローマで国教となるまでにはかなりの紆余曲折があったのだろう。

2000年の時を経てユダの汚名は晴れたと言ってよいのだろうか。
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by bonejive | 2006-04-29 00:29

マグダラのマリアと聖杯〜ダヴィンチコードの種本〜

冒頭で著者が『レンヌルシャトーの謎』にショックを受け、
自ら研究し反論しようとして自分も結局キリスト結婚説を抱くにいたったと述べている。
内容は多くの象徴を丹念に研究し、マグダラのマリアはキリストの妻であり
キリストの血統は受け継がれているというもの。
象徴ではブドウの木、ライオン、一角獣、百合の花などが取り上げられている。
これらが紙の透かしとして使われていたり、多くの絵画やタペストリーの題材として
取り上げられていることが重要だとしている。
これらが暗号ならその証拠等示すこと自体が困難なので難くせはいくらでもつくだろう。
また、X がその象徴として重要であり、多くの絵画にも描きこまれているとも指摘。
実際にそのとおりの作品が紹介されている。
クリスマスをX'masと書くことが非常に不思議だったが
これで説明できればなんとなく頷くことは可能だ。
また、ダヴィンチコードのディズニーのくだりもここから取られているようだし、
おそらくダンブラウンはこの本と『レンヌルシャトーの謎』の内容からヒントを得て
ダヴィンチコードを書き上げたと言うことは想像にかたくない。
関連本を読んだ後にこれを読むと内容は非常にわかりやすく、
日本人が書いた関連本はこれと『レンヌルシャトーの謎』と
ネットで関連したHPのチェックで簡単にかけてしまうことが良く分かる。
英語を読むのに苦労がなければHPのチェックでおおかたの知識は手に入りそう。
アリエル=エルサレムということには驚いた。
また、アリエルがラトゥールのマリアの絵を大事にしていたなんて
いかにもディズニーがシオンと関係しているかともとれる記述は面白いが
本当に関連があるかどうかを証明するものはない。

ダヴィンチコードにはまったヒトはフランス旅行などしているヒトも多いと思う。
この本ではマグダラのマリアへの信仰を聖母マリアへの信仰としてローマへの
カモフラージュとしているとのことがくり返し出てくる。
その都度『our lady』とわざわざ邦訳で英語表記しているが
これは素直に『ノートルダム』と書いた方がピンと来ると思う。
フランスに旅行するとやたらノートルダム寺院が多いことに気がつくはず。
一般的には聖母マリアを祭ったものとツアーガイドが解説している。
フランス語でノートル=our、ダム=lady だからだ。

以前に関連本についてコメント書いたけど
これと『レンヌルシャトーの謎』を読めば種明かしは済む感じ。
しかし、『レンヌルシャトーの謎』は高いのでかいつまんで知りたい方は
以下のHPが非常に役立つと思う。

http://www.voynich.com/rennes/index.html

ダヴィンチコード関連の詳しいブログ

http://library666.seesaa.net/

今回挙げた種本はとんでも本だという批判も多いが
ことの真偽については証明すること自体が困難だと思う。
一方、ダヴィンチコードのヒットにより企画出版された書籍は
自らの研究成果を述べたものというより、
専門家や文献にあたって真偽を確かめようとしているものなのでネタを知り、
その事実について最新の知識が欲しいなら関連本も役に立つだろう。
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by bonejive | 2006-04-26 10:48 | ダヴィンチコード

ヴァチカン秘密記録保管所

http://www.vatican.va/library_archives/vat_secret_archives/

これがヴァチカン秘密記録保管所への入り口だ。
ここに行けばある程度の情報が得られる。
フリーライターのマイケルエレーラが「天使と悪魔の真実」で述べているが
ナポレオンに多くの記録が持ち去られたり、彼の部下たちに燃やされたりなどして
多くの資料が失われたりもしているようだ。
当然それ以外の火災等での被害もあったようだ。
すべての情報が公開されているわけではないようだがヴァチカンの立場としては
情報公開をすることにより如何にヴァチカンが多くの人を救うために力を尽くしていたかが
明らかになると信じているようだ。
宗教とは基本的に人の魂を救済するためのものであるから当然のことであるので
第3者的な学者の研究によりみづからの立場を補強するというのはなんともいえない気もする。

「天使と悪魔」のトラップは日本で言えば狛犬や風神雷神などの彫刻類が何を意味するかという観点で陰謀を構築したものだ。
京都や高野山などをダンブラウンが取材したら面白いものが書けるのかな?
奈良の大仏や鎌倉の大仏に大きな陰謀がなんて、、、、

「芭蕉コード」なんつって芭蕉の旅は忍びの旅で行く先々で陰謀があったなーんてね。
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by bonejive | 2006-04-23 22:33 | ダヴィンチコード

ロバートラングドンの名前のルーツ〜John Langdon〜

ロバートラングドンシリーズはJohn Langdonというアーティストの
存在無しにはありえなかったのではないだろうか。
シリーズ第一作にあたるローマとヴァチカンを舞台にした「天使と悪魔」では
秘密結社「イルミナティ」のシンボルとして
ambigramというデザインされた単語表現が登場する。
これは右からよんでも左から読んでも同じ文字に見えるようにデザインされた単語。
これは物語の上で非常に重要な役割を担っており、
これ無しにはこの物語は成立しえない。
ダンブラウンの依頼でこれをデザインしたのがJohn Langdonだ。
ダンブラウン自信もこのambigramのデザインに大きな敬意を表している。
下記に行くと彼の名前がambigramになって回転しており面白い。

http://www.johnlangdon.net/ambigrams.html

更に下記に行くと「天使と悪魔」に登場する6つのambigramが楽しめる。
http://www.johnlangdon.net/angelsanddemons.html

John Langdon こそがRobart Langdonのルーツだろう。

「天使と悪魔」と言えば取材中にダンブラウンがヴァチカンで法王に謁見し、
一般人では入れないエリアにも案内されているとのこと。
まさかダヴィンチコードでカトリックに喧嘩を売っているともとられかねない物語を
書くとはこの時点では予想できなかったのだろう。
実際、「天使と悪魔」では科学とカトリック、ヴァチカンとの対立が描かれているが
ダヴィンチコードほど批判的に感じられることはない。
また、ヴァチカンの図書館も簡単には入れないようだがHPで情報公開はしている。
後日載せます。
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by bonejive | 2006-04-21 10:52 | ダヴィンチコード

天使と悪魔

書店ではだいぶダヴィンチコード関連の本が積まれ映画公開を前に盛り上がりを見せている。
私はダヴィンチコードでダンブラウンを知り、すっかりはまってしまった。
同じシリーズの天使と悪魔も読んだ。
こちらがシリーズ第一作だ。
展開はダヴィンチコードとほとんど同じ。

そう、『すべては事実に基づいている』という記述で始まる。

まず、重要人物が殺害され睡眠中のラングドンが叩き起こされる。
そして彼の研究対象である秘密結社の暗躍。
イルミナティという科学者の秘密結社でダヴィンチコードのシオンよりも
明らかにその存在そのもが怪しい。
(『天使と悪魔の真実』もチェックしたがこれはダンブラウンの話の種を
専門家のインタビューを通じて知ることができて面白い。)
イルミナティのシンボルは非常に良くデザインされている。
これはデザイナーに依頼したものだが反対側から見ても同じデザインで
Fire、Air、Water、Earth などの言葉が登場する。
これこそがイルミナティの英知の一つの証となっている。
このデザインだけでも見る価値有り。

事件の直前に死亡したローマ法王に変わる新法王の選挙の重要な候補者が行方不明になる。
ダヴィンチコード同様に4行詩が暗号を解く鍵となり、誘拐された候補者の殺害が予告される。
ラングドンは暗号を解き候補者を救出するために奔走する。
当然、ヒロインも登場し、ダヴィンチコードと同様の展開になる。
結末は?で拍子抜けするが物語のクライマックスで
登場人物を通して語られるダンブラウンの主張は哲学的で興味深い。
科学の限界とカトリックの限界。
人間の魂はどうすれば救われるか。
この点はダヴィンチコードでは見られない点で物語の深さはこっちが上だろう。
劇的な展開はダヴィンチコードより映画向きだと思う。
この話は24時間で完結するのでダヴィンチコードとあわせて
人気の「24」シリーズでやりたいという交渉もあったようだ。
それを断ったのは正しいだろう。
こちらの方がエンターテインメントとして上手くできている。
ただし結末はねた切れという感じで無理があるが。
ダヴィンチコードが興行的に上手くいけばこちらも映画化されそうだ。

話の深さでは「薔薇の名前」には及ばないと思うが、
カトリックに対する考え方はダヴィンチコードよりこちらの方が深みがあり頷きやすい。

ダンブラウンの『すべては事実に基づいている』という記述はどこまでが真実かというより、
事実をもとに大きく膨らませたフィクションと捕らえるべき。
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by bonejive | 2006-04-19 10:20 | ダヴィンチコード

ダヴィンチコードの解説本5冊を斬る?

二年前の5月にダヴィンチコードを読みいきなりはまってしまった。
冒頭の「すべては事実に基づいている」という記述と帯にあった養老先生や荒俣さんの
この作品を絶賛するコメントによってさらにこの一行の持つ意味が私のなかで真実味を増した。
登場人物以外の事実はどこまでが真実なのだろうか?
どれほどの時間を割けばこれらのことを調べつくすことができるのだろうか?
私の疑問は自分で制御できないほどに大きくなっていった。
しばらくして書店で手にしたものが

「ダヴィンチコードの謎を解く」
これはダヴィンチコードの読者の多くが疑問を持つであろう多くの事実が
作品内で登場する順番で可能な限り簡潔に解説されていく。
辞書的に使うと効果的だろうが、これを読むともっと多くのことを深く知りたくなる。
十分な解説をするには紙面が劇的に不足しているので仕方ないが触り程度は知識が得られ、
作品内の事象はほとんど網羅されているのだが、ハードカバーで値段が高いのが不満だ。
ダヴィンチコードの内容では基本的に事実と言えるもの少ないようだ。
それがこの本でのダンブラウンへの回答。

「ダヴィンチコードの真実」
これも上記のものもアメリカでそれなりに売れたものを翻訳したもの。
こちらはダヴィンチコードで取り上げられた事実について専門家のインタビューを多用して
現状で得られる最新の知識を提供してくれる。
ダンブラウンのいう事実は多くの部分でほとんどの専門家によって
フィクションという判定を受ける。
その一方でダンブラウン自身のインタビューもあり、十分に楽しめる。
彼は作品中で登場人物に語らせたことを真実と考えているようだ。
本音か商売上の態度かはわからないが。
「天使と悪魔」を読むとダンブラウンは本音で真実だと主張しているように思う。

「ダヴィンチの暗号を解読する」
これは日本人の著作。
キリストが双子だったという著者の説とプッサンの絵の暗号を解読するという2点に
本の内容の大半を割いているがとんでも本との批判も多い。
プッサンのアルカディアの牧童については謎が多いが結局は他の著者による結論と
大きな違いはなく、暗号解読についての新味はなく肩透かしな感じ。
キリストは磔刑で死亡していなかったなど既に指摘されている説が語られるが
日本人の私たちには「へえ〜」とうなづかせるものはある。
しかし、これらの件はちょっと専門的にキリスト教を勉強すれば知ることのできる内容のようだ。
ただ、内容が著者の私見によりすぎると感じることも多い。

「ダヴィンチの暗号 99の謎」
上記のものと似たタイトルで日本人著作。
ダヴィンチというより「ダヴィンチコード 99の謎」とうべき内容。
しかし、次にコメントする「ダヴィンチコードデコーデッド」をなぞるかのような内容が多い。
出版順ならこちらが後なので、、、、
内容はこれまでの関連本のおいしいところだけ寄せ集めたようなもの。
表面的にダヴィンチコードを知るだけで十分ならこれ一冊でいいかも。
なにせ文庫本で関連本ではサイズも値段も最小だ。

「ダヴィンチコードデコーデッド」
アメリカではだいぶ前に出版されていたもの。
レンヌルシャトーとシオンのことを中心に本の半分を割いている。
「レンヌルシャトーの謎」を読みたいと思いつつ決断できない人はまずこちらを読んでもいい。
十分に伝えきれているかは個人の判断となるが私は十分かと思う。
ピエールプランタールはシオンの指導者として捉え、ドゴール政権との関係も匂わせている。
本当だろうか?そうなるとシオンがフランス政権の影で暗躍していることになる。
「ジャッカルの日」の作者のフォーサイスはシオンと関係があるのか?
なんてことも考えてしまう。
しかし、プランタールの行動自体が怪しい所も多いので彼にまつわる発言や事実は
レンヌルシャトーのソニエールの事実と同列に並べるべきではないだろう。
ソニエールの得たものはなんなのか?
なにが彼に財力を与えただろうか?
後半はキリスト教のローマへの取り込み前後から福音書の成り立ちを駆け足で知る。
時のローマ皇帝はイエスとマリアの血脈の一人と書かれていた。
いくつかの福音書をとりあげながら
前半で出てきたヨーロッパの王族の血脈との関連を臭わせる。
しかし、やりすぎと思えるほどダンブラウンに寄った表現には?
基本的にダンブラウンの主張を肯定的に捕らえているので客観的なものとはいえない。
新書サイズなのはよいがそれでもこの内容で1000円は高いかも。

どれも一冊では不十分な内容でHPで不足を補おうとしている。この点は評価できる。
翻訳物は私を含め日本人のもつキリスト教の知識(ほとんど無いに等しい、私の場合)より
上のレベルで書かれているのでもっと知識を持ってから読むと私の印象も違うだろう。
その点でなんとなく分かりにくく感じる点も多かった。

ダンブラウン自身がシオンかもなんて気もするが、
そもそもシオンは実在するのかな?

『すべては事実に基ずいている』
これこそがダンブラウンの最大のフィクションであり、プロットだ。
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by bonejive | 2006-04-11 23:26 | ダヴィンチコード

ダヴィンチコードデコーデッド

ダヴィンチコード公開を控え、ユダの福音書の発表など大きなことも多い中、
いまさらといった感じで「ダヴィンチコードデコーデッド」の日本語版が出版された。
既に何冊も関連本が出ており、そうとう出遅れの感じだ。
私が2年前にダヴィンチコードにはまってamazonで関連本を検索すると
この本が必ず引っかかってきていた。
ほかにひっかったものは既に翻訳され、最近文庫にもなった。
どうしてこれが翻訳されないかと思っていたが今となってはやっと出たというより
いまさらだしてどうすんのという感じ。
(といいつつ私は買ってしまったが、、、)
内容はレンヌルシャトーとシオン関係で前半を終えると
後半ではキリスト教がローマに受け入れられる過程を非常に簡単にまとめて、
ちょっとしたおまけでテンプル騎士団などもちょろっとあり。
あの分厚く高い本「レンヌルシャトーの謎」を買わずに済ませたい方にはちょうどよい感じ。
http://www.voynich.com/rennes/index.html でレンヌルシャトーの謎については
詳しく書かれているのでこちらを読めばこの本を読まずとも十分な知識が得られる。
これまでに出た関連本は大抵読んでいるので、特に新鮮味はなかった。
強いて新鮮味と言えばこれまでに日本語に翻訳された関連本のなかではこれほどまでに
ダンブラウン寄りで書かれたものはなかったと思う。
「ダヴィンチコードの謎を解く」、「〜の真実」などはダヴィンチコードの下敷きとなった知識を得るのに役にたったがこれほどまでにダンブラウンよりではなかった。
この本の内容はかなり「ダヴィンチの暗号 99の謎」と重複している。
出版順に考えるとアメリカではかなり早くこちらが出ていたので「〜99の謎」はこの本の影響を強くうけていると思う。
同じタイトルのDVDはレンタルするつもり。
amazonで調べてみると本と内容は別のよう。
早くかりてみよう。
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by bonejive | 2006-04-11 22:32 | ダヴィンチコード

シークレットバイブル3デイズ

映画「ダヴィンチコード」公開を直前に控え予想通りこれに関連したプログラムが登場した。
ケーブルテレビ系でナショナルジオグラフィックチャンネルで
4月28、29、30日3日間連続放送。

第一夜「禁断の聖書:ユダが残した福音書の衝撃」
・番組解説ー福音書の編纂は異教徒のローマのコンスタンチヌス帝、
        取り入れられた福音書はマルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ、、、、

私の予想:裏切りものとされるユダではなく
      キリストの12使徒の一人ユダトマスの福音書の内容が取り上げられそう。
      衝撃という言葉から考えられるのはこの福音書の内容。
      キリストの双子の兄弟ともとれる福音書の表現は言葉どおり兄弟と理解するのは
      コンセンサスが得られていないようだが、、、、

と考えた私はかなり浅はかだった。
alice-roomさんのブログや今では注目を浴びる非常に政治色の濃い勝谷さんのブログ、
ひいてはNHKニュースでも取り上げられたイスカリオテのユダの福音書を指しているようだ。
これの英訳を出したのもこの番組の放送をするナショナルジオグラフィック。
よって指す福音書はトマスのものではない。
多くの通の情報を参考にすれば答えは簡単。
ナショナルジオグラフィックはユダの福音書の英語版発表とダヴィンチコードの映画公開、
これらをうまくからませて相乗効果を狙っているのだろう。
               
第二夜「禁断の聖書:キリスト教の歴史を紐解く
     〜テンプル騎士団〜キリストのライバル〜ヨハネの黙示録
     ダヴィンチコードでは避けて通ることのできないテンプル騎士団。
     騎士団が権力を如何にして手にいれ、いかにしてつぶされたか。
     多くの関連本が指摘しておりダヴィンチコードファンなら知識があるだろう。
    果たしてこの番組で既に知識のあるわれわれファンをうならせる内容があるのだろうか?

     キリストとほぼ同時代を生きたというアポロニウスを取り上げるようだ。
     勉強不足でアポロニウスについてはなにも知らない。
     勉強しよう。

     ヨハネの黙示録を取り上げその信憑性を分析するようだ。
     これも私にはコメントできるだけの知識がない。

第三夜「ダヴィンチコード〜真実と虚構の境界線」
     これまでのこの手の番組で行われた手法でコードの内容を紐解くようだ。
     ダンブラウン、作家、学者のインタビューを並べてコードの真実に迫るらしい。
     これまでの番組を超える新味が出せるか否か、期待してまとう。

これまで私が見た番組は30分間〜2時間ものだった。
これは全部で7時間という内容。
タイトルと解説からするとかなりの部分がこれまでに上梓されている関連本と重複していそうだ。
しかし、アポロニウスや黙示録についてはあまりふれられることがなかったので
新味がだせるかもしれない。
個人的にはプッサンとテニエについても触れて欲しいのだが。
     
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by bonejive | 2006-04-06 23:31 | ダヴィンチコード