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Discovery Channel ダヴィンチコード4つの謎

30分間番組でダヴィンチコードについて代表的4つの謎を解く。そんな番組だった。
FOXで以前放送されたもとの似ている部分はあったものの
実験を交えて新味をだそうと努力していた。

ダヴィンチの最後の晩餐でキリストの隣にいるのはマリアではない。
当然、最後の晩餐の暗号とされる、M、Vなどというものは否定された。
また、モナリザもそもそもダヴィンチの当初のタイトルとは異なる。
よってアナグラムに意味はないというこれまで通りの専門科のコメントで始まった。
キリストの隣が女性なら壁画を公開した時問題となったはずで
何も歴史的資料がないのは最初からマリアなど描かれていなかった証拠。
更にダヴィンチはダヴィンチコードで描かれたような
反カトリック的人間ではないようなコメント。
この点はちょっと頷けなかった。

新味があったのは一つの実験。
キリスト教徒、ユダヤ教徒の二人が
「女性が男性の足を洗い、髪で拭く」
この行為を見て感じるもしくは理解するところは何か?というもの。
婚姻の儀式とは理解せず、女性が客の男性に敬意を表して接している、
その程度の意味と言う結論に至っていた。
これはキリスト教徒もユダヤ教徒もほぼ一致していた。
この辺で眠気が襲ってきた、、、

レンヌルシャトーで発見された文書は現在入手不可能かと思っていたが
この番組では暗号解読のプロという人が登場してこの文書の解読をしていた。
ソニエールが数週間でこれを解読するのも、
当時の専門家の協力を得てもパリに滞在した短い期間でこれを解読するのは無理。
更にコンピューターで解析するとこの文書そのものがでたらめだと結論していた。
レンヌルシャトーについての本は読みたいと思いつつ読んでいないので
コメントできないが、ソニエール神父が理由のはっきりしないままいきなり
大金持ちになっていた事実はあるはずで、この点で疑問は晴れなかった。

最後は家系図分析の専門家が登場。
秘密文書の家系図は本物か否か?
これは明らかに偽造というより捏造?とのこと。
(まるで掘○メールのようだ、、、)
結論はレンヌルシャトーの本を基にピエールプランタールが捏造したもの。
つまり、キリストの結婚、子供がいたという事実はなく、
シオンも家系図もプランタールがが仕組んだ嘘。
というのがこの番組も結論だった。
ジャーナリストで20年に渡ってピエールプランタールを追った人のコメントもあった。
ピエールプランタールと一緒に秘密文書を作った人がいるというのだ。
是非、この人が生きているなら出て来て欲しい。

個人的には秘密文書についてはこの仮説で結構つじつまが合う気がする。

とまあ誰もが思いつくような内容を専門家のコメントを使って並べた感じ。
特別新味は無くこれまでのものと似たかよったかというところ。
ちょっと期待していたので興醒めした感じ。

BBCで放送されたレンヌルシャトーの番組が見たいがなんとかならないだろうか?
最初に肯定的内容、その後これを否定する番組もあったようだ。
NHKさんなんとかして放送して下さい。





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by bonejive | 2006-02-27 12:59 | ダヴィンチコード

芸術新潮最新号 パリ 5日間の旅

3月25日発売の芸術新潮
新聞広告には「ダヴィンチコードを見る前に」というコピーがついている。
正直言って私は「ダヴィンチコードを見る前に」のコピーはない方が良かったと思う。
2月発売の「ひらがな誕生」にあった告知にはこのコピーはなかった。
シテ島にあるサンチャペルの美しいステンドグラスの写真を背景に
パリ〜 のコピー。
これで十分に興味をひくと思う。25日の発売を心待ちにしていた。
25日書店に走り、直ぐに購入した。期待通りの内容だった。
内容はロマネスクからゴシックに至るパリを中心とした寺院や街の紹介だ。
17 世紀以前のものに焦点を当てほとんど知ることのなかった
ノートルダム寺院を彩る多くの彫刻群の解説に始まり、
私の知らなかったパリの魅力を伝えてくれており非常に興味深かった。
何度か行った美しいサンチャペルではステンドグラスに気を取られてしまったが
もっと見るべきものがあったことを知った。
ダヴィンチコードでキリスト教の歴史に興味を持つと
荊莞などサンチャペルにまつわる聖遺物のことがやけに気になる。
多くの美しい写真と簡潔な解説で知る人ぞ知るパリの魅力を堪能できる。
値段は高いが写真を豊富に配置し、それ相応のものはある。
貴婦人と一角獣のタペストリーについても分かりやすい解説。
小説「貴婦人と一角獣」に登場する貴族は実在の人物。
芸術新潮と小説「貴婦人と一角獣」を読み直して
もう一度この作品をじっくりと鑑賞したくなりました。

ダヴィンチコードファンの方はローズラインの教会が気になるでしょう。
残念ながらあの教会については何の記載もありません。
あつかっている時代はテンプル貴師団誕生から
シオン修道会の時代までを取り上げていましたがこれらに触れられるのごくわずか。
シオンについては皆無に等しいですね。
聖遺物に関してはサンチャペルの箇所で少しページを割いている程度。
フランス国王が聖遺物を収集していた史実が記載されており、
ダヴィンチコードで触れられていない史実に触れることができました。
やはり、ダヴィンチコードは冒頭の「すべては事実に基づく」という
著者の言葉こそが最大のフィクションということでしょうか。

この本を片手にパリを旅するのも楽しそうです。
ただし、初めてパリを訪れる方は要注意。
チェックすべきものが増え過ぎてしまいます。
あえていうならサンチャペルとタペストリーの所は要チェック。

ダヴィンチコードについては26日放送のディスカバリーチャンネルの内容を紹介します。
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by bonejive | 2006-02-27 10:39