2006年 05月 03日 ( 1 )

テンプル騎士団〜National Geographic Channel

ダヴィンチコードの真実を知るにはテンプル騎士団は避けて通ることができない。
聖杯を発見しシオンに委ねたという物語の鍵を握っている。
Secret Bible 3 daysでは2日目の冒頭の番組がテンプル騎士団だった。
エルサレム奪還というキリスト教徒の悲願を背負って十字軍4000人が聖地へ旅立った。
エルサレムにまでたどりつけたのは1000人だったという。
十字軍はなんとか悲願を達成しエルサレムを異教徒から奪還する。
しかし、キリストの教えの反して勝者である十字軍は異教徒に及ばず、
キリスト教徒までも殺戮し、ソロモン神殿は血で染まったという。
この十字軍の中の9人がテンプル騎士団として最初の活動を始める。
リーダーはユーグドパイヤン。
彼らはソロモン神殿の跡地に宿営地を得る。
これこそが聖杯発見の第一歩とされるが、
単に空き地だったのでその地を得たとも言われているようだ。
テンプル騎士団は聖地への巡礼者の保護が表向きの仕事だった。
実際に何をしていたかについては物証がない。
彼らは騎士であると同時に聖職者であるという矛盾を抱えていた。
相反する立場が同居していたようだが大きな問題にはなっていなかったようだ。
彼らは騎士としての活動とともにトンネルを掘っていたらしい。
そして聖杯を発見したという。
聖杯はヨハネの頭、キリストを貫いたローマ兵の槍、ソロモンの財宝の地図等々、
諸説あるが決定的な物証はない。
歴史を紀元前に遡るとローマにエルサレムが征服されようとしていた時、
ユダヤの民がソロモン神殿に財宝を隠したとも言われているようだ。
彼らはいったい何を発見したのだろうか、興味は尽きない。
テンプル騎士団は急速に勢力を拡大しヨーロッパ全土に影響力を持つようになる。
銀行業務、トラベラーズチェック、手形などの仕組みは異教徒から彼らが持ち込み、
西欧社会に広めたようだ。
騎士団の財力はすさまじく、シャルトル大聖堂は騎士団の出資で建造されたという。
この大聖堂の建築技術も騎士団がもたらしたものと言われているようだ。
十字軍のエルサレム支配は永遠でなく、徐々に異教徒との戦いに破れていく。
ついにエルサレムを失ってしまうと十字軍の軍事費やイギリスとの戦争でテンプル騎士団に莫大な借金をしていたフランス国王は罪を捏造し、テンプル騎士団を逮捕。
これが13日の金曜日であったため現代の13日の金曜日は、、、という言い伝えができる。
(ダヴィンチコードファンならみんなご承知ですね)

これと前後してプロバンス地方のカタリ派殲滅のアルビジョア十字軍の件があったはずだが、
これとテンプル騎士団の関係については触れられなかった。
個人的には全く無関係ではないと思うのだけど、、、

テンプル騎士団は逮捕から7年後、処刑されついに壊滅し、表舞台から消え去る。
逮捕時に彼等の財宝は消えていたということだ。
フランス以外では先に逮捕等の情報があり、財宝を別の場所にうつしたと推測されている。
騎士団が自白したという罪のなかにBaphomet信仰があった。
これはダヴィンチコードでも出てくるものでアトバシュという方法で暗号を解くと
Sophiaになるが、この番組ではもれをもっと掘り下げてSophia=マリア(マグダラ)とも考えられるとの説を紹介していた。
シャルトル大聖堂はノートルダムとも言われているようだ(私の記憶があっていれば番組中でそういっていた気がします。間違っていたら教えて下さい)。

これらのことから推測されるのは騎士団とマリア信仰となると思う。

騎士団は何を発見し、彼らの財宝はどこへ消えたのだろうか?

死海文書がここで登場する。
死海文書には財宝の隠し場所と思われる聖地を記した銅製の巻物があったという。
イギリスの研究家がそこを調べてみると既に誰かが発掘した後で財宝はなかった。
テンプル騎士団の十字の服などがあり、騎士団が発掘した痕跡があったという。
ソロモン神殿で騎士団が財宝の地図を発見し、そこから財宝を得ていたなら辻褄が合う。

テンプル騎士団が殲滅させられた150年後、イギリスにロスリン礼拝堂が建造される。
この礼拝堂のつくりはソロモン神殿に似ているようだ。
地下三階建てとの説もあるが建物倒壊の恐れがあり、検証不可能とのこと。
この地下室に何かが隠されているのだろうか?
ダヴィンチコードではここに一度は聖杯の秘密が隠され、
今は既に別の場所にあるとされていた。
立てたのはシンクレア家。
テンプル騎士団初代団長のユーグドパイヤンの血脈を引く一族。
この礼拝堂には1頭の馬に二人の騎士が乗っているテンプル騎士団の象徴が鏤められ、
さらに現代につづくフリーメーソンの儀式を思わせるものもあるという。
テンプル騎士団はフリーメーソンとして続いているとも考えられるようだ。
テンプル教会のマスターは番組中で財宝は存在しないとコメントしていたが、、、

ロスリン礼拝堂を立てたシンクレア家はフランスの秘密文書にもイエスの末裔として家系図にあり、現在のシンクレア家の一人も自分はイエスの末裔だと断言していた。

残念ながらシオン修道会のことはシオンのシの時もなく、テンプル騎士団との関係もふれられずに番組は終わってしまった。

1時間ではかなり豊富な内容で見ごたえのあるものだった。
1時間見てどっとつかれた感じがした。

先日の「真実と虚構の境界線」と合わせるとダンブラウンの「全ては事実に基づいている」という主張がどこからきているかなんとなく納得できる感じ。
物証には非常に乏しい話だとは思うけど、、、
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by bonejive | 2006-05-03 11:15 | ダヴィンチコード