イエスのライバル達~National Geographic Channel

National Geographic ChannelのSecret Bible 3daysで
二日目にテンプル騎士団に続いて放映された番組。
ダヴィンチコードではキリスト教の宗派間の争いが題材のひとつですが
こちらはキリスト教が他の宗教との戦いに如何にして勝ったかを1時間で描いていました。
最初にライバルとして登場するのはアポロニウス。
ほとんどキリストと同じことを説きながらも、その教えの対象が一部のインテリ層に偏っていた。
この偏りが老若男女を対象に教えを説いたキリストとの最大で決定的な相違点だった。
教えがいくらすばらしくても信者の数が圧倒的に差があったため衰退したよう。
次にライバルとなるのがSimon。
彼の傍らには娼婦から悔い改めたという女性が常にいたよう。
(まるでキリストとマリアのようですね~。)
彼はキリストの死後も教えを説き続けその信者も多かったようです。
実際、キリスト教がローマの国教となるまでその信者はそれなりの数がいたようです。
しかし、キリストの死後、キリストの教えを説き続けるペテロとの戦いに敗れたことをきっかけに
急速に求心力が衰えていったようです。
この戦いは使徒行伝にもあるようですが、この戦いが?な内容だったようです。
Simonは飛んで見せると宣言し、実際に宙に浮いたようです。
これに対してあろうことかペテロは落ちろと神に祈ります。
この願いが天に通じ、Simonは地に落ちます。
するとこの戦いの様子を見ていた人々はSimonに石を投げつけ、
Simonは転落時に足の3箇所骨折をしたようです。
「隣人を愛し、許せ」というキリストの教えを説くペテロがこのような行為に及んでいたなんて
正直驚きました。
キリストが処刑され、彼の教えを広めるために使徒達はそうとう苦境にあったとは思いますが
自らの信条を守り抜くためにはこのような情け容赦ない戦いも必要だったということでしょうか、、、
また、Simonは町で教えを説き、奇跡を実践するペテロにその力を売ってくれといったようです。
このことがきっかけでSimoniacal~聖職売買の という言葉が生まれたようです。
その後、ミトラ教などいくつかの宗教がキリスト教のライバルとなりつつも最終的にキリスト教が
勝利を収め、政治的な力関係をも利用してローマの国教となったようです。
Simonの教えなどについては記録がほとんどなく、検証が難しいようです。
これは勝者であるキリスト教が歴史を記述したためだと結論していました。
キリスト教がローマで権力の側に座るにはライバルを追い落とす戦いに勝利することが必須だったようです。
キリスト教がローマで勝利したのは歴史の通りですがキリスト教の宗派の戦いにも当然闘争があったと思いますがこの点については番組内で触れられることはありませんでした。
ダヴィンチコードでどこまで記述があったか記憶がないのですが
キリスト教で行われているパンと赤ワインの儀式はローマでは別の宗教でも既に行われており、
キリスト教とどちらが先にこの儀式を始めたかについては検証できていないとのこと。

最後にライバルとして登場したのは洗礼者ヨハネ。
キリストに洗礼をし、教えを説いた人物。
聖書にもこの記述はあるようですね。
神であるキリストが人間であるヨハネから洗礼を受けるというのはめちゃくちゃ矛盾していると
番組でも指摘しています。しかし、ヨハネは処刑されてしまったためにキリストにチャンスが
来たということになるのでしょうか、、、なんかすっきりしませんね、、、

ダヴィンチコードではこの点は触れられませんがマリアを主役にすることが
この作品の成功の秘密のひとつかもしれないですね。
キリストが神か人かというよりマリアと結婚し、子供がいて今もその血脈は続いている
この方がロマンがあるし、ダヴィンチの作品にもそう推論させるものが多いのも事実のようですね。

そうそう、つけたしです。
キリストの死後キリスト教の信者は一気に増加の方向へ向かったようです。
一度死してその後復活することが信者獲得には大きな事件だったのでしょうか?
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by bonejive | 2006-05-06 20:33 | ダヴィンチコード
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