芸術新潮最新号 パリ 5日間の旅

3月25日発売の芸術新潮
新聞広告には「ダヴィンチコードを見る前に」というコピーがついている。
正直言って私は「ダヴィンチコードを見る前に」のコピーはない方が良かったと思う。
2月発売の「ひらがな誕生」にあった告知にはこのコピーはなかった。
シテ島にあるサンチャペルの美しいステンドグラスの写真を背景に
パリ〜 のコピー。
これで十分に興味をひくと思う。25日の発売を心待ちにしていた。
25日書店に走り、直ぐに購入した。期待通りの内容だった。
内容はロマネスクからゴシックに至るパリを中心とした寺院や街の紹介だ。
17 世紀以前のものに焦点を当てほとんど知ることのなかった
ノートルダム寺院を彩る多くの彫刻群の解説に始まり、
私の知らなかったパリの魅力を伝えてくれており非常に興味深かった。
何度か行った美しいサンチャペルではステンドグラスに気を取られてしまったが
もっと見るべきものがあったことを知った。
ダヴィンチコードでキリスト教の歴史に興味を持つと
荊莞などサンチャペルにまつわる聖遺物のことがやけに気になる。
多くの美しい写真と簡潔な解説で知る人ぞ知るパリの魅力を堪能できる。
値段は高いが写真を豊富に配置し、それ相応のものはある。
貴婦人と一角獣のタペストリーについても分かりやすい解説。
小説「貴婦人と一角獣」に登場する貴族は実在の人物。
芸術新潮と小説「貴婦人と一角獣」を読み直して
もう一度この作品をじっくりと鑑賞したくなりました。

ダヴィンチコードファンの方はローズラインの教会が気になるでしょう。
残念ながらあの教会については何の記載もありません。
あつかっている時代はテンプル貴師団誕生から
シオン修道会の時代までを取り上げていましたがこれらに触れられるのごくわずか。
シオンについては皆無に等しいですね。
聖遺物に関してはサンチャペルの箇所で少しページを割いている程度。
フランス国王が聖遺物を収集していた史実が記載されており、
ダヴィンチコードで触れられていない史実に触れることができました。
やはり、ダヴィンチコードは冒頭の「すべては事実に基づく」という
著者の言葉こそが最大のフィクションということでしょうか。

この本を片手にパリを旅するのも楽しそうです。
ただし、初めてパリを訪れる方は要注意。
チェックすべきものが増え過ぎてしまいます。
あえていうならサンチャペルとタペストリーの所は要チェック。

ダヴィンチコードについては26日放送のディスカバリーチャンネルの内容を紹介します。
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by bonejive | 2006-02-27 10:39
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